YouTube イメージフィルタ


前書き


YouTubeのトップページでは主にその時の旬の動画が紹介されてますが、同じユーザの動画や同じアーティストの動画が多いです。それらに興味がない場合、最初はスルーするだけなんですが、繰り返し見せられるとだんだんとストレスが溜まっていきます。

娯楽のはずのYouTubeでこれはいかんだろうということで、指定したユーザやアーティストの動画サムネイルを表示しない(表示を抑止する)スクリプトを作りました。

機能


(1)特定ユーザの表示ガード

NG指定したユーザの動画を表示しないようにします。

(2)特定タイトルの表示ガード

NG指定した語句がタイトルに含まれる動画を表示しないようにします。主にアーティスト名の指定を想定してますが、それに限りません。「閲覧注意」とか「ニシキヘビ」とかを指定するのもありです。

(3)特定文字コードの表示ガード

NG指定した文字コードがユーザ名あるいはタイトルに含まれる動画を表示しないようにします。解読不能な言語で表記されたタイトルなどを非表示にする狙いです。

上記3つの機能は個別に使用、非使用の選択ができます。
動画を表示しない場合も表示領域は確保されたままで、そこはぽつんと空白になります。後ろの動画が詰めてきたりはしません。セクションが丸ごと非表示になった場合は表示領域もなくなって、下のセクションが詰めてくることがあります。
チャンネルアイコンはガードの対象外です(普通に表示されます)。
ログイン状態のトップページで、登録済みチャンネルの動画が紹介されるところ、及び、「もう一度見る」についてはフィルタリングの対象外としています。

動作対象ページはトップページ(www.youtube.com)、チャンネルページ、検索ページです。チャンネルページと検索ページで動作させるかは設定によります。なお、チャンネルページと検索ページでの動作は作者自身があまり重要視しておらず、日頃の確認もしてないので、問題が起きても気づかず放置される可能性があります。そもそも、トップページで無理やり見せられるのを回避するために作ったスクリプトなので。

制限事項


Chromeだとページ表示の際、一瞬だけガードすべき動画が表示されることがあります。

「もっと読み込む」で追加して読み込まれる部分は、一瞬だけガードすべき動画が表示されることがあります(全環境)。

動作環境


Windows OS
Firefox+GreasemonkeyあるいはChrome+Tampermonkey

インストール手順


上記の動作環境を準備してから、スクリプト置き場であるこちらをクリックすることでインストールできると思います。'14.12.18更新 Ver6.9

なお、既にVer5.9以前を利用している場合は設定が引き継げないので、インストール前に設定値(NGユーザ、NGワード、NGコード)をどこかにコピっておいて、インストール後に再設定するようにしてください。

使い方


(1)設定画面の出し方

Firefoxの場合

YouTubeのトップページを表示させて、右上にあるGreasemonkeyのアイコン横のプルダウン→ユーザスクリプトコマンド→YT Image Filter Settingを選びます。Greasemonkeyのアイコンが表示されていない場合、Firefoxメニューの、表示→ツールバー→カスタマイズでなんとか出来るかもしれません。

Chromeの場合

YouTubeのトップページを表示させて、右上にあるTampermonkeyのアイコンを左クリック→YT Image Filter Settingを選びます。

(2)設定項目の説明

(1) 特定ユーザの表示ガードを行う場合はチェックを入れます
(2) 特定ユーザの表示ガードを行う場合、そのユーザ名をここに指定します。インストール直後に設定されている文字列は設定例なので消してよいです。設定例にあるようにユーザ名を半角のカンマで区切って入力してください。空白もシビアに判定します。ユーザ名に空白があるなら設定にもしっかり空白を入れ、ユーザ名にない空白を設定しないでください。
(3) 特定タイトルの表示ガードを行う場合はチェックを入れます
(4) 特定タイトルの表示ガードを行う場合、NGワードとなる語句をここに指定します。インストール直後に設定されている文字列は設定例なので消してよいです。設定例にあるようにNGワードを半角のカンマで区切って入力してください。空白(半角スペース)は判定の際に無視します。半角アルファベットの大文字小文字は同じものとして判定します。
例えばYamada TaroをNGしたい場合は、設定欄にYamadaTaroとしてもYamada TaroとしてもYAMADA TAROとしても同じ動作になります。そして動画タイトルがyaMAda taROとかyamadataroとなっていてもそれらを非表示にします。Yamada-Taroは表示してしまいます。
(5) 特定文字コードの表示ガードを行う場合はチェックを入れます。
(6) 特定文字コードの表示ガードを行う場合、ガードすべき文字コードの範囲をここに指定します。そのフォーマットですが、
範囲1の下限,範囲1の上限,範囲2の下限,範囲2の上限,範囲3の下限,範囲3の上限
という感じで下限と上限を順番にカンマで区切って設定します。範囲はいくつ設けても構いませんが多くなると処理が遅くなります。初回インストール時に設定してあるのはWikipediaのユニコード一覧を参考に、およそ日本人には読めないだろう範囲を控えめに指定したものですが、果たして適切なのかわかりません。指定範囲によっては、一行AA(アスキーアート)的な派手な動画タイトルを表示ガードしてしまうリスクがあります。
(7) チャンネルページで動作させる場合はチェックを入れます。
(8) 検索ページで動作させる場合はチェックを入れます。(7)(8)の設定によらず、トップページでは常に動作します。
(9) 主にデバッグ用で、表示ガードした動画のユーザ名、タイトルなどをブラウザコンソールに出力します。通常はチェックを外してください。

利用上の注意


ページの書式(HTML)が変わるとうまく動かなくなり、表示ガードに失敗したり、ページ全体が真っ白になったりすることが考えられます。スクリプトはHTMLの変更に追随して更新する予定ですが、多少の時間はかかりますので、それまでの間は、スクリプトを一旦無効にして対処してください。

設定画面にユーザ名やNGワードを入力する際、半角と全角の打ち間違いには気をつけてください。区切りのカンマは半角です。ユーザ名は半角スペースの見逃し、全角/半角の見間違い/打ち間違い、などなどトラップが多いので、正確を期すには、チャンネルページに表示されてるものをコピペするのが良いと思います。

スクリプトを新しいバージョンに更新する時は、初期インストール同様に、インストール手順にあるスクリプトをクリックするだけでOKのはずですが、スクリプトが大幅に変わった場合はうまくいかないかもしれません。もし更新がうまくできない場合はスクリプトを一旦削除して入れなおすのが良いと思いますが、その場合は設定がリセットされてしまうので、NGユーザやNGワードなど苦労して作ったものは消える前にどこかにコピーしておいてください。

連絡先


不具合などありましたら、掲示板に報告お願いします。

更新履歴メモ


5.8 トップページで追加して読み込まれる部分に対応した。ログイン状態のトップページで登録済みチャンネルと「もう一度見る」の動画サムネイルはフィルタリングの対象外にした。おすすめのチャンネルが表示されているセクションで、そのチャンネル主をNG指定している場合は空間ごと抹消するようにした。
5.9 Firefox限定でやってるページロード中の白紙化を必要なページのみに限定した。
6.0 GM_configを別ソースに変更。ChromeでNGユーザなどの設定がクッキーを削除しても消えないようになった。Firefoxは実質変更なし。
6.1 「YouTubeで人気」が「今人気の動画」に変わったので追随。 ログイン時トップで音楽やスポーツなどの人気動画が表示されるようになったので対応。
6.2 ログイン時トップでTrending Sports VideosがRecent Sports Videosに変わったので対応
6.3 ログイン時トップでRecent Sports VideosがLatest Sports Videosに変わったので対応。つまらん修正だ
6.4 赤線ジャンプ対応(Firefoxのみ)
6.9 html変更に対応


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